住宅の高断熱化が求められる中、お客様のニーズに応え、他社との差別化を図るためには、高性能な断熱材の導入が欠かせません。しかし、一口に断熱材と言っても種類は様々。どれを選べばいいのか、迷ってしまいますよね。
そこで今回は、数ある断熱材の中でも特に注目されている「発泡ウレタン」に焦点を当て、その特徴や種類、使用する際の注意点について詳しく解説します。
発泡ウレタンは、高い断熱性や気密性、防音性など、多くのメリットを持つ一方、施工には専門知識が必要など、デメリットも存在します。この記事では、これらのメリット・デメリットを踏まえ、発泡ウレタンを最大限に活用するための情報を提供します。
▼この記事でわかること
- 発泡ウレタンとは何か?その基本的な特徴
- 発泡ウレタンには現場吹き付けタイプと工場生産のボードタイプの種類がある
- 発泡ウレタンの5つのメリット
ハウスメーカーなどで断熱材選びをされている方や工務店にお勤めの方はぜひ最後までご覧ください。
また、発泡ウレタン断熱材の中でも「フォームライトSL」は、以下のような特徴を兼ね備えています。
・優れたコストパフォーマンス
・ランニングコストがとても経済的
・断熱工事と気密工事を同時対応できるため工期はおよそ2日間
断熱材選びに迷われている方は、ぜひ詳細が記載されたカタログをダウンロードしてみてください。
目次
- 1 断熱材としての発泡ウレタンとは?
- 2 発泡ウレタンの断熱材の種類
- 3 種類①:現場吹き付けタイプ
- 4 種類②:ボードタイプ
- 5 発泡ウレタンの断熱材の特徴
- 6 特徴①:熱伝導率が低く断熱性が高い
- 7 特徴②:結露の発生も抑制できる
- 8 特徴③:優れた耐久性
- 9 特徴④:高い気密性を実現できる
- 10 特徴⑤:柔軟な施工工事
- 11 発泡ウレタンにもデメリットはある?よくある質問を紹介!
- 12 Q1|防火性はどうなっているの?
- 13 Q2|発泡ウレタンの施工には高度な技術が必要なの?
- 14 Q3|ウレタンの原料にイソシアネートが入っているけど、大丈夫なの?
- 15 発泡ウレタンを使用するなら現場吹きつけタイプが良い
- 16 まとめ
断熱材としての発泡ウレタンとは?
断熱材としての発泡ウレタンは、ポリウレタンを主成分とし、建物のエネルギー効率を高めるために使用されます。
正式名称はポリウレタンフォームで、優れた断熱性、耐久性、防音効果、高い気密性を持つことが特徴です。
柔軟な施工が可能なこともポイントで、新築やリフォームなどさまざまな場面で利用されています。
発泡ウレタンの断熱材の種類
発泡ウレタンの断熱材には、現場吹き付けタイプと工場生産のボードタイプの2種類があります。
それぞれのタイプには特徴とメリットがあり、用途や施工条件に応じて使い分けられるため、違いをよく確認しておきましょう。
▼発泡ウレタンの断熱材の種類
- 種類①:現場吹き付けタイプ
- 種類②:ボードタイプ
それでは、2種類の特徴とその具体的な用途について詳しく解説していきます。
種類①:現場吹き付けタイプ
1つ目は、現場吹き付けタイプの発泡ウレタン。施工現場で直接発泡して使用します。
このタイプは、複雑な形状や狭い場所にも容易に適用できるため、気密性や断熱性を高めるのに適しているのが特徴です。
施工が迅速で、リフォームなどの現場でも効果的に使用できるのもポイントですが、後述するボードタイプに比べて技術力が必要になってくるため注意が必要です。
また、発泡ウレタン断熱材の中でも「フォームライトSL」は、以下のような特徴を兼ね備えています。
- 優れたコストパフォーマンス
- ランニングコストがとても経済的
- 断熱工事と気密工事を同時対応できるため工期はおよそ2日間
断熱材選びに迷われている方は、ぜひ詳細が記載されたカタログをダウンロードしてみてください。
種類②:ボードタイプ
2つ目は、ボードタイプ。文字通りボードになっているため、基礎部分や床、屋根などに使用されることが多いです。
ボードの厚みもいくつか種類があり、施工現場にてボードをカットして使用します。現場吹き付けタイプに比べて使用できる場所の柔軟性が低いため注意が必要です。
発泡ウレタンの断熱材の特徴
発泡ウレタンの断熱材は、建物のエネルギー効率を高めるために使用されます。熱伝導率が優れ、断熱性が高いことが特徴で、結露の原因となる湿気に強く、経年劣化に優れ、騒音を抑制する効果もある優れものです。
また、高い気密性を実現し、柔軟な施工が可能で、さまざまな建物に適用できることも魅力的なポイント。ここからは、発泡ウレタン断熱材の特徴を詳しく解説していきます。
▼発泡ウレタンの断熱材の特徴
- 特徴①:熱伝導率が優れ断熱性が高い
- 特徴②:結露の原因となる湿気に強い
- 特徴③:経年劣化が少ない
- 特徴④:高い気密性を実現できる
- 特徴⑤:柔軟な施工工事
それでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
特徴①:熱伝導率が低く断熱性が高い
1つ目の特徴は、熱伝導率が低く断熱性が高いことです。この特徴があるおかげで、建物内の温度を一定に保ちやすくなります。
また、エネルギー効率が向上し冷暖房のコストを削減できることも魅力的なポイント。
断熱性が高いことで居住空間の快適性も向上するため、夏の暑さや冬の寒さが気になる方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
特徴②:結露の発生も抑制できる
2つ目の特徴は、結露の発生も抑制できること。発泡ウレタンは、通気に優れているので、結露の発生を抑えることができます。
これにより、建物の木材の呼吸を阻害しないので、カビの発生も防ぐことができるのです。
また、寒冷地や湿度の高い地域では結露対策としても非常に効果的。住宅内部の湿気管理ができるため、とても過ごしやすい環境をキープしてくれます。
特徴③:優れた耐久性
3つ目の特徴は、優れた耐久性です。発泡ウレタンは長期間にわたって耐久性を維持することができるため安心して取り入れることができます。
一度施工すると長い間断熱性能が持続するのも魅力的なポイント。経年劣化が少ないため、長期的に住宅の温度管理を維持できます。発泡ウレタンは吸水しないので、耐水性能が高いこともポイントです。
例えば、フォームライトSL100は一般的に50年以上は施工直後と同じ品質を保つことができると言われています。また、空気による断熱層形成のためガス抜けの心配もなく、安心して取り入れていただくことが可能です。
特徴④:高い気密性を実現できる
4つ目の特徴は、高い気密性を実現できることです。発泡ウレタンは、隙間なく施工できるため高い気密性を維持することができます。そのため、外気の侵入を防ぎ、エネルギー効率をさらに向上させることが可能です。
また、気密性が高いことで建物内の温度や湿度を安定させることもでき、空調効率が上がり冷暖房費の削減にもつながります。
特徴⑤:柔軟な施工工事
5つ目の特徴は、柔軟な施工工事についてです。発泡ウレタンはさまざまな形状やサイズの場所にも対応できるため、柔軟な施工が可能といったメリットがあります。
現場吹き付けタイプを選べば複雑な構造でも柔軟に取り付けることができ、改修工事や新築工事など幅広く対応することもできます。
また、施工時間が短縮され、工期の短縮にも寄与できるのも魅力的なポイントです。
発泡ウレタンにもデメリットはある?よくある質問を紹介!
発泡ウレタンのデメリットがあるのか気になっている方は多いのではないでしょうか。ここからは、発泡ウレタンのデメリットに関するよくある質問をご紹介します。それでは、質問に回答していきましょう。
- Q1|防火性はどうなっているの?
- Q2|発泡ウレタンの施工には高度な技術が必要なの?
- Q3|ウレタンの原料にイソシアネートが入っているけど、大丈夫なの?
Q1|防火性はどうなっているの?
1つ目の質問は防火性について。
結論から言うと、発泡ウレタンは不燃材料ではありません。しかし、発泡ウレタンのフォームライトSLは耐火性を兼ね備えているため安心して使用いただけます。
防耐火構造認定は準耐火構造45分、防火構造30分、準防火構造20分の個別認定を取得しており、多くの住宅メーカー・工務店に採用されているものです。
Q2|発泡ウレタンの施工には高度な技術が必要なの?
2つ目の質問は、発泡ウレタンの施工技術について。
結論から言うと、現場発泡ウレタンの施工の場合には高度な技術が必要です。不適切な施工は断熱効果を損ない、トラブルの原因となるため、信頼できる施工業者の選定が重要です。
施工技術の研修を受けた業者に依頼することで安定した性能が期待できるため、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
Q3|ウレタンの原料にイソシアネートが入っているけど、大丈夫なの?
3つ目の質問は、ウレタンの原料のイソシアネートについて。イソシアネートはポリオール等と化合させるウレタンの原材料です。
EUにて規制によりイソシアネートは危険とYouTube等で発信されていますが、ウレタンのボード断熱材やクッション、スポンジ、ウレタンマスク、自動車の社内部品等吹き付け断熱材以外にも一般的な身の回りにウレタン製品は多数あり、イソシアネートを使用して各工場で化合させてウレタン製品を製造して出荷されているので、断熱材に限らず日常的に身近にあるものと言えます。
発泡ウレタンを使用するなら現場吹きつけタイプが良い
ここまで発泡ウレタンのメリットやデメリットについて解説しました。もし発泡ウレタンを取り入れるとしたら現場吹き付けタイプをおすすめします。
現場吹き付けタイプは施工現場で直接吹き付けるため、隙間なく断熱材を充填できるのが特徴です。また、柔軟性が高いため複雑な構造であっても取り付けることができます。
最高の気密と断熱効果が得られ、省エネ性能も向上するため、発泡ウレタンの取り付けを考えている方は現場吹き付けタイプを選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の記事では、発泡ウレタンの断熱材について特徴やよくある質問をご紹介しました。
発泡ウレタンは高断熱性、気密性、防音効果が特徴の断熱材でしたね。現場吹き付けタイプとボードタイプの2種類があり、現場吹き付けタイプの方が柔軟性が高いことが特徴でした。
発泡ウレタンの断熱材をお考えの方は、安心してお使いいただける現場吹き付けタイプのフォームライトSLを使用してみてはいかがでしょうか。「フォームライトSL」は、以下のような特徴を兼ね備えています。
・優れたコストパフォーマンス
・ランニングコストがとても経済的
・断熱工事と気密工事を同時対応できるため工期はおよそ2日間
断熱材選びに迷われている方は、ぜひ詳細が記載されたカタログをダウンロードしてみてください。