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断熱材 2024.8.31

断熱材に使える5つの補助金|補助金の申請方法なども徹底解説。

「断熱性能を高めたいけど、コストが心配でなかなか踏み切れない…。」そんな悩みを抱えるお客様は多くいらっしゃいます。

工務店やハウスメーカーにおいて、より良い断熱材を使用するには顧客と予算をすり合わせる必要があります。そこで活用できるのが、断熱材に使える補助金です。

この記事では、断熱リフォームに活用できる5つの補助金について、申請方法や活用例を徹底解説します。補助金を効果的に活用することで、他社との差別化を図り、顧客に選ばれる企業へと成長できるでしょう。

▼この記事でわかる内容

  • 断熱リフォームの重要性
  • 補助金提案のメリット
  • 活用できる補助金の種類と申請方法
  • 補助金の併用方法
  • 断熱材の具体的な活用例

補助金を最大限に活用し、顧客満足度を高める断熱リフォームを実現しませんか?

顧客に断熱リフォームを提案している工務店やハウスメーカーの方は、ぜひ最後までご覧ください。フォームライトSLも補助金対象になるのでご検討ください

断熱材の重要性

住宅の断熱材は、快適な居住環境を実現し、エネルギー効率を高める上で非常に重要な役割を果たします。

断熱材は、家の内部と外部の間の熱移動を抑制することで、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室温を保つことができます。

断熱材によって家の断熱性能が高まると、冷暖房効率が向上し、夏は冷房、冬は暖房の使用頻度を減らすことができ、光熱費を大幅に削減できる点も魅力的なポイントです。

また、室内と室外の温度差を小さくすることで、結露の発生を抑え、カビやダニの発生、建物の劣化を防ぎ、健康で快適な住環境を維持する効果も期待できます。

断熱リフォームに使える補助金を提案するメリット

断熱リフォームは、住宅の快適性向上や省エネ効果など、多くのメリットをもたらしますが、費用面がネックとなり、なかなか踏み切れないお客様も少なくありません。

そんな時、断熱リフォームに活用できる補助金を提案することは、住宅会社にとって大きなメリットとなります。ここでは、そのメリットを2つの視点から解説します。

メリット①|顧客のリフォーム費用を抑えることができる

補助金を活用することで、顧客はリフォーム費用の一部を補助金で賄うことができ、経済的な負担を軽減できます。

これは、顧客にとって大きなメリットであり、リフォームへのハードルを下げ、成約率向上に繋がります。

特に、小規模な工務店や地場のハウスメーカーにとっては、大手との差別化を図り価格競争力を高める有効な手段となります。

メリット②|浮いたお金で断熱材のアップグレードを提案できる

補助金によってリフォーム費用が抑えられた分、顧客はより高性能な断熱材や窓へのアップグレードを検討しやすくなります。

高性能な断熱材を使用することで住宅の断熱性能がさらに向上し、より快適な住環境を実現できます。また、光熱費削減効果も高まり、長期的なコスト削減にも繋がります。

これは、顧客満足度向上に繋がり、口コミや紹介などによる新規顧客獲得にも貢献します。また、高性能な断熱材の採用は、住宅会社の技術力や提案力をアピールする機会にもなります。

断熱リフォームに使える補助金5選

ここからは、実際に断熱リフォームに使える補助金を5つご紹介します。申請方法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

▼断熱リフォームに使える補助金5選

  • 補助金①|既存住宅の断熱リフォーム支援事業
  • 補助金②|先進的窓リノベ事業
  • 補助金③|子育てエコホーム支援事業
  • 補助金④|次世代省エネ建材の実証支援事業
  • 補助金⑤|長期優良住宅化リフォーム推進事業

 

補助金①|既存住宅の断熱リフォーム支援事業

既存住宅の断熱リフォーム支援事業は、既存住宅において省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、高性能建材を用いた断熱改修を支援する環境省の補助金です。

公益財団法人北海道環境財団が執行していますが、全国を対象にしています。

公募期間 2024年9月公募:9月上旬~12月上旬2025年1月公募:1月下旬~3月上旬
対象住宅 戸建て住宅、集合住宅
補助対象 財団が定める要件を満たしたガラス・窓・断熱材財団が定める要件を満たした玄関ドア(上記のいずれかと同時改修の場合)
補助率 補助対象経費の1/3以内
上限額 戸建住宅:120万円/戸集合住宅:15万円/戸

申請方法

  1. 申請様式をダウンロードして必要な書類を作成し申請する
  2. 交付決定通知書の発行
  3. 契約・着工
  4. 工事完了
  5. 完了実績報告書の提出
  6. 事業完了後30日以内、または提出期限日のいずれか早い日までに提出
  7. 交付額確定通知書の受領
  8. 精算払請求書の提出
  9. 補助金入金

 

補助金②|先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ2024事業は、断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、

エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現および家庭からのCO2排出削減に貢献するとともに、断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化と成長を実現させることを目的とする事業と定義されています。

公募期間 2024年3月29日~予算上限に達するまで
対象住宅 住宅
補助対象 開口部(窓)の断熱リフォーム
補助率 補助対象経費の1/2以内
上限額 5万円〜200万円/戸

申請方法

  1. 先進的窓リノベ事業者を探す
  2. 窓リノベ事業者と契約を結ぶ
  3. 共同事業実施規約を締結する
  4. 着工
  5. 交付申請
  6. 補助金を受け取る

補助金③|子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に高い省エネ性能を備えた新築住宅の購入や既存住宅の省エネリフォームを支援するものですが、その他の世帯でも活用できますのでご安心ください。

また、断熱材のフォームライトSL(マシュマロ断熱)は、「子育てエコホーム支援」の補助金対象となっております。もし気になる方はぜひこちらからお問い合わせください。

公募期間 2024年4月2日~予算上限に達するまで
対象住宅 住宅
補助対象 住宅の省エネ改修・開口部の断熱改修・外壁、屋根・天井又は床の断熱改修・エコ住宅設備の設置
1〜3を実施したら対象となるもの・子育て対応改修・防災性向上改修・バリアフリー改修・空気清浄機機能・換気機能付きエアコンの設置・リフォーム瑕疵保険等への加入
補助率 補助対象経費の1/2以内
上限額 子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円その他の世帯: 上限20万円

申請方法

  1. 子育てエコホーム支援事業を探す
  2. エコホーム支援事業者と契約を結ぶ
  3. 共同事業実施規約を締結する
  4. 着工
  5. 交付申請
  6. 補助金を受け取る

 

補助金④|次世代省エネ建材の実証支援事業

次世代省エネ建材の実証支援事業は経済産業省の補助金です。短工期で施工ができる高性能断熱材や、快適性向上につながる蓄熱・調湿建材等の次世代省エネ建材の効果の実証を支援しています。

公募期間 2024年9月9日(月)〜11月29日(金)
対象住宅 戸建て住宅、集合住宅
補助対象 外張り断熱による改修内張り断熱による改修窓断熱による改修
補助率 補助対象経費の1/2以内
上限額 1〜4地域:400万円5〜8地域:300万円

申請方法

  1. 交付申請
  2. 交付決定通知書発行
  3. 契約・着工
  4. 中間検査(現地調査)
  5. 工事完了
  6. 実績報告書の提出
  7. 効果測定(外張り断熱のみ)
  8. 交付額確定通知書の受領
  9. 補助金入金

 

補助金⑤|長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅ストックの長寿命化に対する優良な取り組みに対して国が費用の一部を支援する補助金です。

公募期間 2024年9月9日(月)〜11月29日(金)
対象住宅 戸建て住宅、集合住宅
補助対象 外張り断熱による改修内張り断熱による改修窓断熱による改修
補助率 補助対象経費の1/2以内
上限額 1〜4地域:400万円5〜8地域:300万円

申請方法

  1. 補助事業者とインスペクションなどの契約
  2. インスペクションの実施
  3. 工事内容の決定
  4. リフォーム工事の請負契約・共同事業実施規約の締結
  5. 住宅登録
  6. 着工
  7. 申請書作成
  8. 建築士による適合確認
  9. 補助金交付申請
  10. 補助金入金

 

断熱リフォームに使える補助金は一部併用可能

断熱リフォームに使える補助金が併用できることはご存知でしたか?ここからは、併用できる場合とできない場合のケースをご紹介します。

ケース①|補助金を併用できる場合

「先進的窓リノベ事業」 「子育てエコホーム支援事業」は併用可能です。

ただし、開口部(窓・ドア)リフォームについてはどちらか一方のみでしか補助を申請することができないため注意しましょう。

ケース②|補助金を併用できない場合

「先進的窓リノベ事業」と「子育てエコホーム支援事業」(国土交通省)の新築住宅向け補助制度との併用はできないため注意が必要です。

断熱リフォームに使える補助金の活用例

ここからは、住宅の箇所別に断熱リフォームに使える補助金の活用例をご紹介します。

​​▼断熱リフォームに使える補助金の活用例

  • 活用例①|床下に活用するケース
  • 活用例②|屋根に活用するケース
  • 活用例③|窓に活用するケース
  • 活用例④|玄関ドアに活用するケース
  • 活用例⑤|浴室に活用するケース

 

それでは、それぞれの活用例について詳しく見ていきましょう。

活用例①|床下に活用するケース

床下断熱に活用できる補助金は「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」と「子育てエコホーム支援事業」です。

床下の断熱がしっかりしていれば、冬の寒さも防ぐことができます。

各補助金の申請方法については、前述しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

活用例②|屋根に活用するケース

屋根の断熱に活用できる補助金は「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」と「子育てエコホーム支援事業」、「住宅エコリフォーム推進事業」です。

各補助金の申請方法については、前述しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

活用例③|窓に活用するケース

窓の断熱に活用できる補助金は「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」「次世代省エネ建材支援事業」「子育てエコホーム支援事業」「先進的窓リノベ事業」「各自治体独自の補助金」です。

窓を二重窓にリフォームすれば、すきま風などを防ぐことができ冬の寒さを解消できます。

各補助金の申請方法については、前述しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

活用例④|玄関ドアに活用するケース

玄関ドアに活用できる補助金は「子育てエコホーム支援事業」「次世代省エネ建材支援事業」「長期優良住宅化リフォーム推進事業」「先進的窓リノベ事業」です。

各補助金の申請方法については、前述しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

活用例⑤|浴室に活用するケース

浴室の断熱に活用できる補助金は、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」「子育てエコホーム支援事業」「地方自治体独自の補助金・助成金」「介護保険」です。

各補助金の申請方法については、前述しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回は、断熱リフォームに活用できる5つの補助金について、申請方法や活用例を徹底解説しました。

断熱リフォーム補助金を顧客に勧めることで、安価にリフォームできたり断熱材のグレードを上げたりできるといったメリットがあります。

住宅メーカーや工務店の担当者は、ぜひ今回の記事を参考にして断熱リフォーム補助金の導入を検討してみてください。

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